一般社団法人 全国建築CAD連盟【AACL】

連盟概要 | リンク | サイトマップ

ホーム
ホーム > 教育機関の方へ > 導入検討中の機関 > 学校探訪 > 第5回

各教育機関の取組み 〜学校探訪〜

学校探訪シリーズ(第9回 | 第8回 | 第7回 | 第6回 | 第5回 | 第4回 | 第3回 | 第2回 | 第1回)

YICビジネスアート専門学校 (2/5ページ)

 

CAD実習風景。「楽しく学ぶ」が授業の基本。

 そういう単純なことが今の学生は以外に苦手だったりするので、そういう意味でも良いトレーニングになるんです。

 あともう1つ授業の進め方で意識していることがあります。それはCADに対して“難しい”という印象を抱かせないことです。一度本人がそういう気持ちを抱いてしまうとそこから抜け出すのは結構大変なんです。ですから私の場合は、CADの実習の初期には図面は一切描かず、CADを使って簡単なアニメのキャラクターなどを描かせるなどしています。“難しい”ではなく“面白い”と感じてもらいたいからです。そうした中でコマンドの機能を1つずつ覚えて行くようになると、その描く絵も見違えるほど上手になり、「面白い・楽しい」という雰囲気になっているんです。

 CADに対する苦手意識さえ抱かなければあとは決して難しくはないですね。

体験授業や職業適性診断など進学に役立つオープンキャンパス。来年入学を考えている高校生などたくさんの方が参加。
■建築CAD検定を取り組まれるようになった経緯は?

 何よりもまず完全な「実技試験」ということですね。授業の延長上で受験できるという点も大きいですが、CADの技術レベルを客観的なかたちで証明することができるということがとても大きいと感じており、学生には積極的にチャレンジしてもらっています。

 また、何か目標を持つということも必要と感じています。「この資格を取る」という明確な目標があると、本人のやる気や取り組む姿勢も全く変わってきますし、知識や技術の習得も早いんです。そして以前、本校の学生で「建築CAD検定試験成績優秀賞」を数名いただきましたが、その影響もあるようです。

 先輩たちが過去に優秀な成績を収めたという実績が、今の学生達に刺激を与え、「自分達もやればできる」という意識を芽生えさせているようです。

 

2/5