一般社団法人 全国建築CAD連盟【AACL】

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各教育機関の取組み 〜学校探訪〜

学校探訪シリーズ(第9回 | 第8回 | 第7回 | 第6回 | 第5回 | 第4回 | 第3回 | 第2回 | 第1回)

帝恷R大学 現代生活学部 居住空間デザイン学科 (2/5ページ)

 

  ー学生の作品紹介ー

   学内制作展

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作品@

タイトル/立体格子の家

能島 優仁さん 2年

(1年次後期の作品)

八尾高校(富山)出身

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作品A

タイトル/緑の集合住宅

大橋 佑香さん 3年

(2年次後期の作品)

奈良育英高校出身

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作品B

タイトル/ゆらぎの家

内田 千尋さん 4年

(3年次後期の作品)

光南高校(福島)出身

■受験生の反応はどうですか? 

 建築製図実習の授業では、途中でついて行けずに諦めてしまう学生が生じることもあるのですが、このCADの授業は「建築
CAD検定」という明確な目標もあり、分かるまで何度も質問に来る等、特有の傾向がみられます。

 これは、この検定試験を導入するまでは明らかにみられなかったことです。
 他の試験では、わからないところは飛ばして進めばよいのですが、CADの場合は描き方がわからないとそこで止まってしまい先に進めなくなります。ですからそうならないためにも学生たちは聞き逃さないよう必死で授業についてくるのでしょう。

 また、実技なので今までできなかったことができるようになったり、それまでより短時間で作図ができるようになるなど、自分の成長度合が目に見えてわかるという点も、学生たちが諦めることなく一生懸命取り組める理由ではないでしょうか。

 

 

■団体表彰を何度か受賞されていますが、特別な授業の進め方があるのですか?

 毎年、建築CAD検定の受験は、3年次の7月試験に照準を合わせています。

 本学科は、二級建築士の合格を重要な目標としているため、1〜2年までは手描き製図を指導しています。したがって、CAD実習は3年に入ってからのスタートですので、試験までの時間数が多いわけでもなく、なにか特別なことをしていることもありません。

 しいて言えば、私たちが受験する建築CAD検定2級は、立面図の屋根の描き方を理解しているかどうかが大きなポイントになります。よって、屋根の描き方の手順についてはより詳しく丁寧に指導し、理解が深まるよう授業を進めています。あとは、学生たちの努力の結晶が団体表彰という形として結実したのではと思います。

 合格率が高いことは大変ありがたいことですが、実はそれよりも一人ひとりの学生が資格を取りたいと思い一生懸命に取り組む姿勢を、私は評価してあげたいと思っています。

 

 

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